箱根 細工。 小田原箱根

箱根寄木細工

箱根 細工

その製作を体験したくて湯本にある本間木工所を訪ねた。 29歳から88歳まで6人の職人が、丸太を切る作業からこだわる工房だ。 「寄木コースター作りは、パズル感覚で楽しんでください。 2人で違う文様を選んで、パーツを取り換えるのも面白いです」とスタッフの本間直子さん。 12ピースで1セット(1000円)。 「使う木は白系のミズキ、茶系のカツラ、緑系のホオノキなど。 同じ木でも濃淡は異なり、人は野山の木々など緑の色に敏感ですので、微妙な違いによる風合いも感じてほしいです」と職人の一人、本間博丈さんは話す。 寄木細工の手法は大きく二つ。 数種の細木を束ねて文様を作った 種板 たねいた を薄く削って、小箱などに装飾する「ヅク貼り」。 種板をそのまま加工して製品にする「ムク作り」。 コースター作りはムクにあたり、12ピースを接着し、紙やすりをかけ、最後にワックスで光沢を出して完成だ。 長年の経験を要するヅクは、硬さの違う木を均一の厚さに削るのが難しい。 そんなヅク貼りを代表する土産が秘密箱。 箱根関所に近い箱根丸山物産で製作体験できる。 ヅク貼りが楽しめる秘密箱作り 「秘密箱は、面を繰り返しスライドして開けるからくりを施したもの。 店内には開けるのに1536回の手順を要する箱もあります」と代表の丸山一郎さん。 丸山さんがかんなで種板を削ったヅクは、透き通るほどに薄かった。 京都から遊びに来ていた山口容子さん、 惇 あつし 君の親子。 惇君は木や植物が好きで、秘密箱の製作体験が箱根での目的だという。 体験できるのは大小2種(3540円、2000円)で、共に4回で開くタイプ。 無地の組木を順番にはめ、ヅクを箱の面に貼り、表面をやすりで平らにして最後にロウで 磨 みが き上げる。 惇君は、「大切にしている硬貨を入れたい」と自分で作った秘密箱に満足する笑顔を見せてくれた。 「読んで楽しく、行って役立つ旅の情報誌」がモットー。 最新号や臨時増刊などの案内は。

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様々な模様で作られる、寄木のブロック 箱根寄木細工の特徴である美しい幾何学模様は、さまざまな色合いの木材を組み合わせることで作られていく。 まず、基礎材と呼ばれる材料となる木を型に入れて切り、模様の部材を作り、同じ形の部材を貼り合わせることで、模様の基礎となる小さな寄木のブロックをつくる。 その小さなブロックをさらに貼り合わせてできるのが、「種板 たねいた 」と呼ばれる大きなブロックだ。 箱根寄木細工には、「ヅクばり」と「ムクづくり」とよばれる技法があるが、これは種板の加工方法の違いによるもの。 「ヅクばり」は古くからおこなわれている技法で、種板をかんなで薄く削ってシート状にしたものを小箱などに化粧材として貼っていくのに対し、「ムクづくり」は種板をそのままくりぬいて作品を作る技法で、箱根寄木細工の魅力を多くの人に知ってもらうために近年考案された。 華麗なるデザイン 寄木細工に使われる伝統的な模様は約50種類ある。 「六角麻の葉」や「市松」「からみ桝 ます 」などが代表的な模様だ。 組み合わせる木材の種類と、部材を貼り合わせたものをのこぎりで切る際の角度を変えることで、さまざまな模様を作り出す。 制作途中のトロフィーを持つ金指さん 金指さんが作るトロフィーには一切設計図がなく、実際に手を動かしながら作り上げていく。 もともとは寄木細工とは別の木工の仕事をしていた金指さんだが、寄木細工の道を志した時には、すでに寄木細工の職人の数はかなり減っており、周囲からの反対も少なくなかったという。 箱根の伝統工芸品である寄木細工が衰退していくのを自身の肌で感じるとともに、種板を0. 15ミリから0. 25ミリの薄さに削った「ヅク」を何枚も貼り付けて作品を作ることが自身の性に合わないと感じた金指さんは、寄木細工の作り方を習得していくうちに種板そのものを削り出して作品を作り出す「ムクづくり」の手法を編み出した。 「ムクづくり」の手法を積極的に地域で広め、箱根寄木細工の復興に尽力していた金指さんに箱根町がオファーしたことで、1997年 平成9年 に唯一無二の箱根駅伝のトロフィーが完成した。 立体の寄木細工。 こちらもブロックから削り出して作られる。 <関連の読みもの> 箱根寄木細工の職人が手がける、世界にひとつの箱根駅伝トロフィー。 唯一の作り手、金指さんが描く夢 箱根寄木細工の歴史。 始まりは江戸の宿場町から 江戸時代後期、畑宿という小田原と箱根のちょうど真ん中辺りにある宿場町で、寄木細工は生まれた。 畑宿の石川仁兵衛が、木の種類が豊富な箱根の山の特性に着目し、色や木目の違うさまざまな木を寄せ合わせてお盆や箱を作ったのが始まりだとされている。 旅人が行き交う畑宿で、美しい幾何学模様の箱根寄木細工は旅の土産物として人気を博した。 江戸時代後期に作られ始めた当初は、乱寄木や単位文様と呼ばれる簡単な模様の寄木細工が主流だった箱根寄木細工。 明治時代に入ると、静岡方面の寄木の技法が取り入れられたことで、現在のような複雑な幾何学模様の寄木細工が作られるようになった。 1984年 昭和59年 5月には、通商産業大臣より国の伝統的工芸品として指定を受けた。 江戸時代から現代に至るまで技術伝承がなされている小田原・箱根地方は、箱根寄木細工の国内唯一の産地として知られる。 ここで買えます、見学できます ・金指ウッドクラフト 箱根駅伝のトロフィーを作っている金指さんの工房で、歴代トロフィーのレプリカも展示されている。 神奈川県足柄下郡箱根町畑宿180-1 0460-85-8477 ・本間寄木美術館 ほんまよせぎびじゅつかん 1994年 平成6年 、本間木工所の社長だった本間昇 ほんま・のぼる さん 現在は会長 が設立した美術館。 本間さんが長い年月をかけて収集した寄木細工などが展示されている。 〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本84 0460-85-5646 0460-85-6580 ・WAZA屋 箱根物産連合会の直営店。 JR小田原駅直結の「ラスカ小田原」内にある。 〒250-0011 神奈川県小田原市栄町1-1-9 ラスカ小田原5F 0465-23-7749 関連する工芸品 木工品:「さんち~工芸と探訪~ 日本の木工とは。

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秘密箱って? 秘密箱は、一定の操作によってひらく仕組みの木工芸品です。 「細工箱」「からくり箱」とも呼ばれ、箱の側面をスライドしたり、引き戻したりして遊ぶパズルゲームを連想させます。 もともと古くは金庫がわりだった秘密箱に、寄木細工の技巧が施されるようになり、伝統工芸品としての色彩が強まったのです。 寄木細工の秘密箱・からくり箱が人気の理由 寄木細工の秘密箱に、和の美しさとロマンを求めるコレクターが後をたちません。 国内外のお土産品として喜ばれる理由は、インテリアとしての枠を超えたところにあります。 秘密箱にはさまざまな「回数」が存在するため、チャレンジ意欲が掻き立てられるのです。 回数とは、箱がひらくまでに掛かる操作ステップであり、決められた手順の数を指します。 易しいものでは5~10回程度ですが、あまりに難解な秘密箱となると、何十~何百という関門をくぐり抜けなくてはなりません。 また、そうした複雑なカラクリ構造は、美しい寄木細工と幾何学模様によって巧みに翻弄されてしまうものです。 まさに寄木の技法と装飾がなしえた、一つの到達点と捉えられます。 芦ノ湖のほとりにある「箱根寄木細工 関所からくり美術館」にはたくさんのユニークな秘密箱が置かれています。 — 2018年 8月月18日午前1時01分PDT これを開けるだけで日が暮れてしまいそうですね。 寄木細工のはじまり そもそも寄木細工とは、箱根の山々の恩恵を受けた伝統工芸です。 箱根山系には豊富な樹種があり、寄木細工はそのさまざまな木材の組み合わせや、色合いの違いを利用して伝統文様を描きます。 伝統工芸としては200年の歴史がありますが、発祥は箱根南部の「畑宿」という宿町です。 そこは古くから、箱根・小田原地方の樹木に恵まれながら、たくさんの木工職人や湯治客が行き交っていました。 そのため土産物として木工芸品の需要が高まり、おのずと寄木細工が始まったとされています。 寄木細工が世界に発信されていった背景には、海にひらけた小田原の解放感とにぎわいがあってこそなのです。 色合い・模様の美しさについて 寄木細工は、木片を寄せ集めて、幾何学模様を描く伝統工芸です。 どの作品も着色などはされておらず、鮮やかで豊かな木々の色合いをもとに作られています。 自然界に同じものが1つとしてないように、同種の木材を使っていても、作品ごとに微妙にカラーテイストが違っています。 また、寄木細工の伝統文様は、手作りとはとても思えないほど緻密なものです。 木材のみの表現を貫いており、一つの「種板」を作るだけでも職人独自の勘を必要とします。 模様には、亀甲、市松、七宝矢羽、麻の葉など約60種類がありますが、組み合わせや配置の仕方は職人の個性も活きるところです。 おすすめの寄木細工の秘密箱7選 寄木細工の秘密箱には、知恵と遊び心がいたずらに隠されています。 外観の美しさもさることながら、巧妙なしかけや機能性には舌を巻いてしまうほどです。 ちょっとした知恵試しや記憶術、からくりの謎解きを楽しめるほか、贈り物としても最適。 こちらでは秘密箱の回数やサイズ、素材、模様の中から、おすすめの商品を厳選してご紹介します。 【4回】秘密箱 4寸 一番人気のオーソドックスな秘密箱です。 簡単に開けることができますので、プレゼントなどに最適です。 大きさもちょっとしたアクセサリーや時計などを入れるのにちょうどいいサイズ感でこの中にプレゼントを入れて渡すのもとても喜ばれます。 サイズ: 118x85x51 mm• 価格:3,500円(税込) 【6回】秘密箱 六角形 こちらは、一風変わった六角形の秘密箱です。 模様の配置がモダンで華やかな印象があり、寄木細工の技らしい精緻なつくりになっています。 側面をスライドさせる回数にも、同じく6という数字が採用された作品です。 数字の6や六角形には、美や調和、安定などの意味があるため、例えば婚姻のサプライズなどにも面白がられ、重宝されます。 ・サイズ:130 x 110 x 57 mm ・価格:7,500円(税込) 【7回】秘密箱 7回で開けられる秘密箱です。 少し難しいですがコツを掴めば簡単に開けられる回数です。 大人の方でも楽しむことができますので、海外の方へのプレゼントなどに人気の回数です。 ラッキー7ということも人気の理由です。 ・サイズ:120x80x50 mm ・価格:4,000円(税込) 【10回】秘密箱5寸 舞妓 こちらの秘密箱には、舞妓さんが箱根の峠を越えていくカットが描かれています。 舞妓さんのいる京都にも樹種が豊富な嵐山があり、箱根の山々との結びつきを感じさせる作品です。 箱の側面にはモダンな模様があしらわれており、木目には味わいがあります。 10回仕掛けのため比較的ひらけやすく、内容量が大きいことも特徴です。 ・サイズ(外寸):150 x 97 x 70 mm (内寸):103 x 78 x 44 mm ・価格:8,900円(税込) 【14回】秘密箱 赤麻 全体的に統一感のある幾何学模様が施されており、そのことがパズルを難解にさせます。 特定箇所をスライドしてひらける仕様に変わりはありませんが、木の継ぎ目が分かりにくくなっているのです。 秘密箱は、もともとが大切なものを仕舞う「智恵箱」であるため、丁寧な気持ちをこめたプレゼントとしても好まれます。 サイコロやルービックキューブのように、どの辺も同じ8cmの正六面体で、手になじむサイズ感です。 あれこれと手の中でスライドさせること18回、そのパズル解きが癖になります。 また、とりわけ面白がられているのが、最終的にからくり仕掛けが見て取れることです。 ちょっとした話題作りや本気のトリック解析を楽しむことも一興になります。 木のあたたかみを部屋の中にプラスすることで、空間がやわらぐ効果があります。 模様の組み合わせが麗しく、一定のリズムの中にもアクセントがあり、どこまでも調和的です。 ただし、秘密箱をあけることは簡単ではありません。 54回の手順と「隠し部屋」の仕掛けは、あまりにも本格的です。 ・サイズ(外寸):184 x 128 x 94 mm (内寸):130 x 109 x 67 mm ・価格:33,000円(税込) まとめ 寄木細工の秘密箱は、アイディアや遊び心が満載の伝統工芸品です。 自然の木材を用いたカラクリや模様にはそれぞれの表情があり、木工技術でできる極みとも捉えられます。 触って楽しく、見た目も麗しい。 そんな秘密箱の用途には自由があり、普段使いのメモリーボックスやプレゼントとしてもおすすめです。

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