星稜 対 智 弁 和歌山。 星稜-智弁和歌山 延長14回の真実 北陸朝日放送

甲子園でまさか…次男の智弁和歌山と三男の星稜が対決 選抜Vの父はどこに座る?

星稜 対 智 弁 和歌山

夏の甲子園では3回戦までの対戦は、再抽選なしのトーナメントになる。 3日の抽選会で強豪が集中したブロックがあった。 優勝候補に挙げられる星稜(石川)と智弁和歌山が、ともに2勝すれば3回戦で当たるヤマに入ったのだ。 そして両校とも、苦闘を勝ち抜いて、3回戦で激突することになった。 40年前の3回戦では、星稜が同じ和歌山の箕島と、延長18回の死闘を演じている。 立命館宇治(京都)との2回戦で、自己最速を更新する154キロをマークした。 実は、石川大会で、球場のスピードガンが158キロを表示し、大会前には「最速158キロ」とされていた。 開会式リハーサルの日(5日)に筆者が直接そのことを聞くと、「あれは間違いです。 153(キロ)のままです」と否定し、初戦の事前取材でも、取り囲んだ取材陣にそのことを伝えていた。 旭川大高(北北海道)との1回戦では、初回に最速タイの153キロを出し、試合後に筆者が代表質問した囲み取材でも、「あれで球場の雰囲気を味方につけられた」と話していた。 しかし、試合は打線が低調で、2回に挙げた1点を守り抜く苦しい展開になり、9回には右翼へあわや同点弾かと思われる大飛球。 辛くも1-0で逃げ切り、「あれは風がなければ入っていた」と、初戦完封にも満足した様子はなかった。 154キロも指にかからず 2回戦の立宇治戦は、後輩の荻原吟哉(2年)が先発し、5回1安打の好投。 しかし5-0の6回、マウンドに上がった寺西成騎(2年)が四球から崩れ、2点を失うと、林和成監督(44)は、たまらず奥川を救援に送った。 奥川は、2回戦で救援登板。 楽な状況ではなかったが、39球で投げ終え、万全の状態で3回戦に臨む(筆者撮影) 奥川は、いきなり適時打を許した(生還は寺西の責任走者)が、後続を冷静に打ち取った。 奥川は、「ピンチの場面の救援で、入りが難しかった。 打たれたが、気持ちをうまく切り替えられた」とふり返った。 この日は、温存ではなく当初から救援の予定で、「最低でも2回はいく、と伝えていた。 イニングの頭からが理想だったが、あの展開なら仕方ない。 ピンチで登板したのは、いい経験になったのではないか」と、林監督もいかなる場面でも自在に投げられるエースへの信頼感が増したようだ。 ちなみに、最速更新の154キロについて聞かれると、「指にかかったボールではない。 指にかかっての数字だったらよかったが、打者はあまり速く感じなかったのでは。 指先の感覚を大事にしているので」と、エースは納得していないようだった。 智弁和歌山はビッグイニングで明徳圧倒 智弁和歌山は、初戦の米子東(鳥取)の左腕・森下祐樹(3年)の緩急に幻惑され、5回までわずか1得点。 それでも疲れが見え始めた6回にとらえ、一気に試合を決めた。 エースの池田陽佑(3年)が、要所を締めて8回1失点と好投し、中谷仁監督(40)を安心させた。 難敵の明徳義塾(高知)との一戦では、甲子園初登板の左腕・矢田真那斗(2年)が5回を1失点で切り抜け、6回からは池田がマウンドに上がった。 その池田が明徳をあっという間に三者凡退で打ち取ると、7回、流れは智弁に傾く。 突破口を開いたのも池田だ。 浅い左中間の安打を好走塁で二塁打とすると、相手の失策で好機を広げ、今大会無安打の1番・黒川史陽(3年=主将)が遊撃手正面への強烈な当たり。 これが大きく弾み、同点適時打となる。 さらに二者を置いて、2番・細川凌也(2年)が右翼席へ勝ち越し3ランを放った。 これで勢いづいた智弁打線は、5番・根来塁(3年)の2ランで畳みかけ、東妻純平(3年)が二者連続アーチ。 3本塁打大量7得点のビッグイニングで、明徳を7-1と圧倒した。 智弁のエース・池田は絶好調 明徳戦は智弁らしい長打攻勢で決したが、見逃してはならないのがエースの池田だ。 智弁の池田は今大会絶好調。 投げては150キロの自己最速。 打っても2試合で6打数4安打と止まらない。 星稜戦でもこの男がカギを握る(筆者撮影) この日も4回をわずか1安打。 2試合、12回を投げて、8安打11三振の1失点という素晴らしい内容で、「これまで頼りないエースだと思っていたが、甲子園に来て風格が出てきた」と、中谷監督も絶賛した。 池田はこの日、「めざしてきた数字」という自己最速の150キロをマークするおまけまでついて絶好調をキープし、次の大敵・星稜との大一番に万全の状態で臨む。 両エースの投げ合いか 試合は、両校ともエースが先発することになるだろう。 15日は台風接近で順延が決まっていて、試合は17日になった。 2回戦から中3日、空くことになり、疲労などの心配はない。 打線は、智弁が上のようにも見えるが、明徳戦ではワンチャンスに大量得点しただけで、2戦とも軟投派の左腕に中盤まで手を焼いた。 奥川は全く球筋の違う速球派右腕で、直球の速さ、変化球の質とも高校レベルでは飛びぬけている。 智弁としては、単打戦法でしつこく攻めたい。 一方の星稜打線は、打てなかった初戦の反省から短期間で修正し、全員がコンパクトな振りを見せていた。 立宇治戦では、8回2死から3番・知田爽汰(2年)、4番・内山壮真(2年)の連打でダメ押し点を奪い、「下級生がつないで2死から取ったのが大きかった」と林監督を喜ばせた。 それでも14安打しながら6得点は物足りなく、林監督は、「チャンスをいくつもつぶしたのは課題。 ただ、打線の状態は上がっている」と、攻撃が上向きであることを認めている。 1番打者がカギ握る 大一番はお互い、好投手が相手だけに、カギを握るのは1番打者の出来だ。 智弁の黒川は本来3番だったが、1年生の成長で県大会から1番に座る。 2試合で安打は前述の1本だけと不振ではあるが、5季連続出場で甲子園を知り尽くしていて、幸運な安打がいいきっかけになるのではないか。 星稜の東海林航介(3年)は2試合で3安打しているが、長打もなくまだまだ本来の調子とは言えない。 特に初戦、右投手の緩急に翻弄されていたが、中軸に当たりが出始めているので、何としても出塁したい。 星稜大エースと好調智弁投手陣は互角 星稜は奥川以外の3投手が2回戦で登板し、現在の調子や精神状態は林監督が把握している。 智弁も矢田に使えるメドが立ったので、池田が打たれても早めにスイッチできる。 また、速球派の右腕・小林樹斗(たつと=2年)も1回戦を見る限り好調で、短いイニングで全力投球されると手が出ない。 池田の救援成功で小林の思い切った先発起用の可能性もある。 エースの力量は奥川に及ばないものの、智弁は投手陣全体が好調で、投手の総合力は互角。 起用法や交代機も含め、エース以外の投手の出来に、勝敗の行方が託されるかもしれない。 名勝負から40年 またも星稜と和歌山代表が 智弁の中谷監督は、「(星稜は)圧倒的な優勝候補。 全員でぶつかりたい。 チーム全員で日本一になるための練習をしてきた」と選手に信頼を寄せれば、星稜の林監督も、「挑戦者の気持ちで戦いたい」と意気込む。 ちょうど40年前の8月16日には、高校野球史上最高の試合と言われる(筆者は確信しているが)、「箕島-星稜」の死闘があった。 相手は智弁だが、和歌山の代表であることに変わりない。 これまでから幾多の名勝負があった16日からずれるのは残念だが、星稜が箕島戦の直前に、立宇治の前身である宇治を破っていて、同じ3回戦で当たるのも何かの縁か。 これからの100年に、長く語り継がれるような名勝負を期待している。

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和歌山県民のテンションが上がるあるあるネタ10選

星稜 対 智 弁 和歌山

池田、綾原連続三振。 奥川、23奪三振。 星稜 13回裏無死一二塁(タイブレーク)代打・新保の一前バント三封。 知田の左邪飛で二死一二塁。 内山三ゴロ。 智辯 14回表無死一二塁(タイブレーク)黒川の投前バント三封。 細川の遊ゴロ二封一塁セーフで二死一三塁。 西川、中飛で無得点。 星稜 14回裏無死一二塁(タイブレーク)奥川の投前バント三封。 一死一二塁 でサヨナラ!.

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バントは成功率の少ない戦術 星稜vs智辯和歌山から考えるタイブレークの戦い方 (1/2)

星稜 対 智 弁 和歌山

福本陽生(星稜) 今年夏の甲子園大会で延長13回以降に行われるタイブレークは1試合あった。 3回戦の対戦で、13回はお互い0点で勝負はつかず、14回裏にの6番(3年)がサヨナラ3ランを放ち、を突き放した。 甲子園大会で最初にタイブレークが採用された18年夏の対でも13回は0点でお互い譲らず、14回表にが1点を挙げて、逃げ切った。 ちなみに、甲子園大会のタイブレークは延長12回まで同点だった場合、13回から無死一、二塁の局面からゲームは行われ、前のイニングから継続する打順の選手が打席に立つ。 社会人野球では03年から採用され、現在は11回まで同点だった場合、12回からタイブレークが採用される。 与えられる局面は高校野球が無死一、二塁なのに対し、社会人野球は1死満塁で、打席はチームが選べる任意打順である。 これらの違いからか社会人野球はタイブレークになった瞬間に点が入ることが多い。 先に断っておくが、今の社会人野球はあまり得点が入らない。 それが1死満塁になると、私の見た印象では1、2点入るのではなく、3点以上入ることが多い。 表の攻撃のチームが1、2点取っても「これで決まった」という空気にはならない。 2、3点入るのが当たり前なので、スクイズをやって1点取るという作戦が立てづらい。 1アウト失って1点取っても、2点以上取られる可能性が高いので、バントより強打、強打の応酬が繰り広げられる。 高校野球はどうかと言うと、この対戦では13回も14回も先頭の打者はバントをしている。 それも両校のバントはともに三塁送球アウトで一、二塁のままだった。 タイブレークで得点が入らない原因がバントなのかどうか、検証する件数が少ないので答えが出ていないが、バントは成功率の少ない戦術であることは間違いない。 私はバントが失われていく戦術であると思っている。 成功率の低さとともに、攻撃的精神を委縮させる戦術、というのが私の意見である。 ただ、バントは日本の高校野球に深く根を降ろしているのも確かである。 2回戦の対戦では1対4でリードされた8回表、は無死一塁の場面で2番打者がバントをしているのである。 結果は3対4まで追い上げているので一定の戦果はあったわけだが、勝ってはいない。 私が考える攻撃的精神の第一は好球必打である。 ホームランを打ったときのボールカウントを調べてみると、それがよくわかる。 準決勝までの47本のホームランのうちストライクの見逃しが2つあったのは8月17日に(・3年)が放った大会通算37号、8月18日に(・2年)が放った44号、(・3年)が放った46号、8月20日に(・2年)が放った47号の4本だけ。 ストライクの見逃しが1つあったあとのホームランは13本、つまりストライクの見逃しが1つもなかったホームランは30本あった。 そのうちの17本がファーストストライクを捉えたものである。 攻撃側のあらゆるプレーの中で最も価値のあるのはホームラン。 それは「初球から甘い球は逃さない」という攻撃的精神によってもたらされるということがよくわかる。 たとえば「狙い球を絞って」と指示されたら、狙い球以外の甘い球を振らない可能性がある。 そういう指示が現在の高校野球の世界では少なくなっているということだろう。 技術的にはメジャーリーグ発の「フライボール革命」の影響を受けて、アッパースイングが多く見られるようになっているが、右から左に吹く強い浜風に乗れない右打者の打球が散見できた。 アッパースイングによって打球にラインドライブがかかっていることが風に乗れない原因だろう。 今大会飛び出した多くのホームランもそういう打ち方によって生み出されている。 タイブレークが甲子園大会に導入されたのは昨年からだからまだデータが揃わないが、無死一、二塁の場面から判で押したようにバントで送り、1死に、三塁にしようとする作戦は、バントが失敗の確率の高い戦術であることを考えれば有効とは言えない。 バントが極端に少ないならタイブレークでどのような戦術を取ってくるのか機会があれば是非見てみたい。 小関 順二• 出身地:神奈川県横須賀市生まれ。 ストップウオッチを使った打者走者の各塁走塁、捕手の二塁スローイングなど各種タイムを紹介したのも初めてで、現在は当たり前のように各種メディアで「1. 8秒台の強肩捕手」、「一塁到達3. 9秒台の俊足」という表現が使われている。 有料コラム では、「」を寄稿、野球ファン必見の野球歴史コラムを配信している。

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