オメプラゾール 市販。 オメプラゾールの効果・副作用・ほかのプロトンポンプ阻害薬との違いについて解説

PPIとH2ブロッカー、同じ胃酸を抑える薬の違いは?~効果の強さと、投与日数の制限、ピロリ偽陰性

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1.オメプラールの特徴 まずはオメプラールの特徴について、かんたんに紹介します。 オメプラールは 胃酸の分泌を抑えるお薬になります。 オメプラールは 胃酸を分泌する「プロトンポンプ」のはたらきをブロックする作用を持つため、「プロトンポンプ阻害薬」とも呼ばれています。 プロトンポンプ阻害薬には胃酸の分泌を強力に抑える作用を持ちます。 そのため現在の胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療においてまず用いられる第一選択のお薬となります。 デメリットとしては、• 効果発現までにやや時間がかかること• 夜間の胃酸分泌抑制効果が弱い事• 投与日数の制限があること などがあります。 一方で、胃酸の分泌を抑えるお薬にはH2ブロッカーと呼ばれるものもあります。 H2ブロッカーは胃酸を抑える強さはPPIにはかなわないものの、即効性・夜間の効きなどはPPIよりも優れ、また投与日数制限もないというメリットがあります。 状況によってはPPIとH2ブロッカーが使い分けられていますが、全体的な効果としてはH2ブロッカーの方が弱めであるため、胃潰瘍の治療などにはまずはPPIから用いることが一般的です。 また近年では「カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)」と呼ばれる、新しいタイプのPPIも登場しています(参照)。 このPPIは即効性、持続性があり、効きの個人差も少ないと考えられており、オメプラールなどの従来のPPIの弱点を補ったPPIとして注目されています。 オメプラールは副作用の頻度自体は少なくありませんが、ほとんどが便秘などの軽めの副作用であり、安全性も高いと考えられています。 以上からオメプラールの特徴として次のようなことが挙げられます。 【オメプラールの特徴】 ・強力な胃酸分泌抑制効果 ・効くまでにやや時間がかかる ・主に日中の胃酸の分泌抑制に効果的で夜間は効果が弱い ・投与制限がある事が多い スポンサーリンク 2.オメプラールはどんな疾患に用いるのか オメプラールはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には、次のように記載されています。 胃に潰瘍が生じていると、本来であれば胃に入ってきたばい菌をやっつけるために分泌されている胃酸が、潰瘍部を刺激してしまい、傷の治りが遅くなってしまいます。 このような場合は、胃酸の分泌を弱めてあげた方が潰瘍は早く治ります。 また、胃潰瘍を生じる可能性がある薬物(アスピリン、NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛剤)など)を長期服用している方が、胃潰瘍を起こさないために予防的に投与することもあります。 Zollinger-Ellison症候群は難しい名前の病気ですが、ガストリンというホルモンを分泌する腫瘍が出来てしまう疾患です。 ガストリンも胃酸を分泌させるはたらきがあるため、胃酸の分泌を抑えるPPIは効果を示します。 ただし腫瘍ですので原則は手術になります。 オメプラールのような胃酸の分泌を抑えるようなお薬は、ピロリ菌の除菌に用いられることもあります。 オメプラールは胃酸の分泌を抑えるだけでピロリ菌をやっつける作用はないため、通常はオメプラールと抗生物質を併用した治療が行われます。 オメプラールは胃内の酸性度を下げることによって、抗生物質がよりしっかりと胃内でピロリ菌に対する殺菌効果を発揮できるように補助するはたらきがあると考えられています。 オメプラールの有効率は、• 胃潰瘍への有効率は98. 十二指腸潰瘍への有効率は99. 吻合部潰瘍への有効率は96. 逆流性食道炎への有効率は94. ヘリコバクター・ピロリ菌除去への有効率は81. 3.オメプラールにはどのような作用があるのか オメプラールは主に胃酸の分泌を抑えることで胃を守る作用があります。 これはどのような作用機序になっているのでしょうか。 オメプラールの主な作用について詳しく紹介します。 オメプラールをはじめとしたプロトンポンプ阻害薬(PPI は、胃薬なのに胃内で胃酸に触れると失活(作用が無くなってしまう)というちょっと困った特徴があります。 そのためPPIは胃では溶けず、腸で溶けて体内に吸収されるように作られています。 オメプラールに「腸溶錠」と名前が付いているのは、このような理由になります。 酸を分泌する「プロトンポンプ」に直接作用するため、その効果は強力です。 しかし腸で吸収されてそこから胃に到達しやっと効果を発揮するため、即効性にはやや欠け、効果を得るまでに時間がかかるという欠点があります。 胃は胃酸で酸性に保たれているため(pH1~2)、普通の細菌は胃内で生きる事は出来ません。 しかしピロリ菌はウレアーゼという酵素を分泌する事によって胃内で生存できてしまうのです。 アンモニアはアルカリ性ですので、胃酸を中和するはたらきがあるのです。 ピロリ菌は、• 胃潰瘍、十二指腸潰瘍• 胃がん• 胃MALTリンパ腫• 特発性血小板減少性紫斑病 など様々な疾患の原因となります。 そのためピロリ菌の感染が分かったら、除菌を行う必要があります。 除菌は抗生剤(細菌をやっつけるお薬)によって行われますが、胃内の除菌を行う際は、胃内のpHを下げ、なるべく酸性度を弱めた方が除菌効率が高くなる事が分かっています。 そのため、ピロリ菌の除菌を行う際は抗生剤投与に加えて、胃酸の分泌を抑えるPPIが用いられます。 実際、抗生剤にPPIを併用する事でピロリ菌の除菌率が高まる事が確認されており、現在ピロリ菌の除菌にはオメプラールのようなPPIが必ず併用されます。 スポンサーリンク 4.オメプラールの副作用 オメプラールの副作用発生率は1. 86~8. 5% ピロリ菌除菌の補助に用いた際は53. 2% 前後と報告されています。 生じうる副作用の多くは、• 下痢・軟便• 味覚異常 などで重篤なものではありません。 全体的な安全性は高いと考えてよいでしょう。 また検査値異常として、• 白血球減少• BUN上昇 などが報告されています。 長期的にオメプラールを使用する場合は、定期的に血液検査等を行うのが望ましいと言えます。 稀ですが重篤な副作用の報告もあり、• ショック、アナフィラキシー• 汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、 血小板減少• 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全• 中毒性表皮壊死融解症 TEN 、皮膚粘膜眼症候群(SJS)• 視力障害• 間質性腎炎• 急性腎不全• 低ナトリウム血症• 間質性肺炎• 横紋筋融解症• 錯乱状態 が報告されています。 臨床で見かける事は滅多にありませんが、一応の注意は必要です。 5.オメプラールの用法・用量と剤形 オメプラールは、 オメプラール錠 10mg オメプラール錠 20mg の2剤型があります。 オメプラールの使い方は、用いる疾患によって異なってきます。 【胃潰瘍、吻合部潰瘍、十二指腸潰瘍、Zollinger-Ellison症候群】 通常成人には1日1回20mgを経口投与する。 なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。 【逆流性食道炎】 通常成人には1日1回20mgを経口投与する。 なお、通常8週間までの投与とする。 さらに、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1日1回10~20mgを経口投与する。 【非びらん性胃食道逆流症】 通常成人には1日1回10mgを経口投与する。 なお、通常4週間までの投与とする。 【ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助】 通常成人にオメプラゾール(オメプラール)として1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。 ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。 プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはオメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 となっています。 他のPPIでも同じですが、投与日数に上限がある使い方が多いため、注意が必要です。 6.H2ブロッカーとPPIの違い オメプラールはPPI(プロトンポンプ阻害薬)に属しますが、同じように胃酸の分泌を抑えるものとしてH2ブロッカーもあります。 「H2ブロッカーとPPIはどのような違いがあるのか」というのは、患者さんからも多い質問です。 H2ブロッカーは胃壁のヒスタミン2 H2 受容体をブロックすることで、胃酸の分泌を抑制するはたらきを持つお薬です。 代表的なものに、「ガスター(一般名:ファモチジン)」「プロテカジン(一般名:ラフチジン)」「ザンタック(一般名:ラニチジン)」などがあります。 一方でPPIは、プロトンポンプという胃酸を分泌するポンプを直接ブロックすることで、胃酸の分泌を抑制するはたらきを持ちます。 この2つはどう違うのでしょうか。 まず強さとしては、PPIの方が強力です。 その理由はPPIの方が胃酸を分泌する部位であるプロトンポンプを直接的にブロックするためです。 一方でH2ブロッカーはH2受容体をブロックすることにより、間接的に胃酸の分泌を抑えるため、その強さはPPIよりは弱くなります。 そのため、急性期の胃潰瘍などではまずはPPIを使うことが多くなっています。 しかし即効性で言えば、H2ブロッカーの方が速く効きます。 おおよそですが、H2ブロッカーは効くまでに約2~3時間、PPIは約5~6時間ほどと言われています。 また効く時間帯にも特徴があり、PPIは主に日中の胃酸分泌を強く抑え、H2ブロッカーは主に夜間の胃酸分泌を強く抑えると言われています。 保険的な話になってしまうのですが、PPIは投与制限がかけられているものも多く(4週間までしか投与してはいけませんよ、など)、長くは使えないものも少なくありません。 一方でH2ブロッカーは投与制限のない使い方がほとんどです。 そのため胃潰瘍の治療では、まずは効果の高いPPIから初めて、保険が通らなくなる時期が来たらH2ブロッカーに切り替えるというのが良く行われている方法になります。 7.オメプラールが向いている人は? 以上から考えて、オメプラールが向いている人はどんな人なのかを考えてみましょう。 オメプラールの特徴をおさらいすると、 ・強力な胃酸分泌抑制効果 ・効くまでにやや時間がかかる ・主に日中の胃酸の分泌抑制に効果的で夜間は効果が弱い ・投与制限がある事が多い というものでした。 オメプラールは代表的なPPIの1つで、胃潰瘍・逆流性食道炎などを始め、ピロリ菌の除菌にも良く用いられています。 世界で一番初めに発売されたPPIであり、PPIの基本形と言っても良いお薬です。 強力に胃酸の分泌を抑えてくれるオメプラールは、症状がひどい急性期にまず用いるお薬として向いています。 一方で、効果発現までにやや時間がかかること、夜間の効果が不十分であることから、即効性が欲しい時や夜間の酸を抑えたい時にはH2ブロッカーを用いた方が良い場合もあります。 またオメプラールをはじめとしたPPIには投与制限があるものも多いため、漫然と用いることはできません。 適切な時期が来たら服薬終了するか、H2ブロッカーに切り替えるなどが必要になります。 カテゴリー• 247•

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花粉症の目薬パタノールに市販薬はある?

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記事の内容• 回答:『ネキシウム』は『オメプラール』より個人差が小さく、適応症も広い 『ネキシウム(一般名:エソメプラゾール)』と『オメプラール(一般名:オメプラゾール)』は、どちらもです。 『ネキシウム』は、遺伝的体質によって 効き目に個人差が出てしまう『オメプラール』の弱点を改良した薬です。 また、『ネキシウム』にはを防ぐ使い方や、小児に対する処方にも保険適用があります。 そのため、遺伝的にこの酵素がよく働く人とあまり働かない人とでは、薬の効き目にも差が生まれてしまうことになります。 「S体」も、代謝酵素「CYP2C19」によって代謝されますが、それは全体の6~7割で、他の酵素でも代謝されます1。 そのため、「CYP2C19」の働きだけで効き目が大きく左右されることはありません。 1 ネキシウムカプセル インタビューフォーム 『ネキシウム』は、この「CYP2C19」の影響が小さい「S体」だけを分離・抽出した薬です1。 そのため、『オメプラール』よりも遺伝的体質による個人差を小さく抑えることができます。 PPIの個人差はピロリ除菌の成功率にも影響 ため、除菌の際は『オメプラール』のようなPPIを使って胃のpHを4. 5以上にする必要があります2。 しかし、「CYP2C19」の働きが強く『オメプラール』がすぐに代謝・分解されてしまうと、胃のpHが十分に上がらず、除菌を失敗しやすくなります。 実際、遺伝的にPPIの代謝が速い人(薬が効きにくい人)とPPIの代謝が遅い人(薬がよく効く人)の間で、除菌成功率に23. 5%もの差が生まれることが報告されています3。 2 Aliment Pharmacol Ther. 36 10 :972-9, 2012 PMID: 3 Clin Pharmacol Ther. 81 4 :521-8, 2007 PMID: そのため、除菌の三剤併用療法で使うPPIは『ネキシウム』のように個人差の少ないものを選ぶ必要があります。 ただし、2015年に登場した新薬4 ことから、最近はこの『タケキャブ』を使った除菌が増えています。 4 H. また、現在 日本で使用されているPPIの中では唯一、小児に対する用量も設定されている1 ため、若年層の消化性潰瘍や逆流性食道炎に対する貴重な選択肢になります。 そのため、除菌によって根本治療する必要があります。 場合によっては、除菌することで胃薬の必要ない生活を送ることもできます。 胃薬を飲んでいてもなかなか良くならない場合には、一度ピロリ菌の検査をすることをお勧めします。 ポイントのまとめ 1. 『ネキシウム』は、『オメプラール』の光学異性体「S体」で、個人差が小さい 2. PPIの個人差は、ピロリ除菌の成功率にも影響する 3.

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お腹にガスが溜まりすぎて張ってしまい、苦しいときに使えるガスコン錠(成分名はジメチルポリシロキサン)。 すでに出来上がってしまっているガスを出すとおならが出やすくなるから、外出のときに使うのはちょっぴり勇気が必要ですけど、飲むとすっきりするので助かります。 こちらの医療用ガスコンは処方せんで出してもらわないといけませんが、市販薬で手軽に買えるのか気になったので調べたところ、いくつかあてはまりました。 どれが医療用ガスコンに近いのか?自分のお腹に合いそうなものはどれなのか比較してみようと思います。 成分の ジメチルポリシロキサン180mg(1日3回1回1錠ずつ飲んだ場合。 )が入っており、医療用ガスコン(1日3回120~240mg飲める。 )と同じくらいの量が飲めます。 飲み方は食前か食間に、噛み砕くか口の中で溶かしながら飲まなければいけないのが、ちょっとめんどくさいです。 個人的に飲み込む方が楽だと思うので。 他に腸内バランスを整える乳酸菌3種、ガスをできにくくする消化剤も入っています。 年齢制限があり、15歳以上じゃないと飲めないので子供が飲めないところがデメリットでしょうか。 便秘薬のイメージが強かったですけど、お腹の張り、ガスが溜まっているときにも使えるのだとか。 成分ジメチルポリシロキサンは84,6mg(1日3回1回3錠食後に飲んだ場合。 )と医療用のガスコンより量が少なめです。 他、胃を守る漢方や腸内バランスを整える整腸剤やらビタミン剤など、いろいろな成分の薬が入っています。 便秘が原因で腸の動きが鈍く、お腹にガスが溜まりやすいならこちらの薬を選んだ方が良いのかもしれません。 そういえば、量は減らせば 5歳以上から飲めるのでお子さんが苦しんでいるときには、共用で使えるからメリットだと思いました。 太田胃散チュアブルNEOの特徴。 成分ジメチルポリシロキサンが120mg(1日3回1回2錠飲んだ場合。 )入っているので、医療用ガスコンと同じくらいの量が取り入れられます。 他、胃の働きを助ける成分が3種類入っています。 胃散と名前がついている通り、腸よりも 胃の働きが弱っている人と相性が良い薬みたいです。 こちらの薬は年齢制限があり、15歳以上でないと飲めません。 コバガードの特徴。 成分ジメチルポリシロキサンが120mg(1回3錠1日3回毎食後に飲んだ場合。 )入っているので、医療用ガスコンと同じくらいの量が取り入れられます。 他、胃と腸に効く成分がバランスよく入っているので、個人的に1番気になる薬です。 また1回量は少なくなりますが、11歳以上になれば飲めるのも魅力の1つです。 残念ながら、通販限定のよう?で公式ホームページからしか買えないところが、ちょっぴりめんどくさいですが。 わかもと整腸剤ビナチュラの特徴。 成分ジメチルポリシロキサンが45mg(1日3回1回2錠食後飲んだ場合。 )入っており、医療用ガスコンより量が少なめです。 1回量は少なくなりますが、8歳以上で飲めます。 他、腸内バランスを整える整腸剤やビタミン剤が入っているところから読み取ると、ザガードコーワの効果を優しくしたイメージでしょうか。 イノセアプラス錠の特徴。 成分ジメチルポリシロキサンが75mg(1日3回1回4錠毎食後飲んだ場合。 )入っており、医療用ガスコンより少なめです。 1回に4錠飲むのがけっこう苦痛に感じます。 もう少し量を減らしてくれると助かるのですが。 太田胃散と似て、腸よりも胃の働きを助ける成分が多いイメージのお薬です。 スポンサーリンク.

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