バンドリ ss 八幡。 八幡「弟になった日」【俺ガイル】 : SS★STATION SSのまとめ SSの専門サイト

八幡「平塚先生でよかった…」雪乃・結衣「!?」 : SS★STATION SSのまとめ SSの専門サイト

バンドリ ss 八幡

雪乃「それってどういう意味かしら…まさかあまりにモテないから結婚願望が高い平塚先生をそそのかしてヒモ生活でも企んでいるの?」 結衣「ヒッキーキモーイ!サイテー!」 八幡「バ、バカ!そういう意味じゃねえよ!ただこの学校の先生が平塚先生でよかったとふっと思っただけだ」パクパク 雪乃「本当かしら?」 八幡「ああ、よく考えたら俺みたいな生徒にも気をかけてくれるいい先生だからな」パク 結衣「…たしかにそうかもヒッキーが他の先生に話しかけているの見たことないし」 八幡「暴力的なのと強引なのが玉にきずだけどな」パク 結衣「そうかな?」 八幡「おまえは殴れたり勝手に決められたことないからそう思うんだよ」パク 雪乃「ところで比企谷くんさっきから何を食べているのかしら?」 八幡「小町が作ってくれたお菓子だ。 だが俺が言っているのはカードゲームで有名になる前の最初の頃の遊戯王だ」 結衣「最初からカードゲームのマンガじゃなかったんだ」 八幡「ああ、それに出る蝶野先生って女教師がマジ外道で最悪なんだよ」 結衣「だれそれ?」 八幡「簡単に言えば平塚先生と真逆なキャラクターだ」 結衣「へえどんな風に」 八幡「休みの日はお見合いしに行くのだが…」 雪乃「それのどこが真逆なのかしら?」 八幡「行く動機がまるで違うんだよ。 平塚先生は本気で結婚相手を見つけるために行く。 しかしこの蝶野先生は見合い相手を散々こけおろして断るのが目的なんだ」 結衣「うわあ…」 雪乃「最低な教師ね…」 八幡「趣味はそれだけじゃないぞ。 生徒を退学にするという最悪な趣味もある過去この女によって退学にされた生徒は15人だ」 雪乃「15人」 結衣「ひどいよ!なんでそんなひどいことするの!先生のすることじゃないよ!」 八幡「だろ?こんな教師がうちの学校にいなくてよかったぜ平塚先生でよかっただろ」 雪乃「そうね。 自分が楽しむために生徒を退学にするなんて外道そのものだわ」 八幡「平塚先生はそんなこと絶対しないもんな…むしろ生徒を守る側だ。 まったくなんであんないい人が結婚できねえんだよ」 結衣「ヒッキー…」 結衣(気のせいかな今日のヒッキーいつもよりひねくれてないような) 八幡「蝶野先生は普段は見た目は美人だけど素顔はものすごい顔してんだぜ悪人面だ」 結衣「へえ~じゃあヒッキーそのマンガ見せてよ」 雪乃「そうね。 その方が手っ取り早いわ」 八幡「いまもってるわけねえだろ。 俺の部屋の押し入れだ」 雪乃「マンガとはいえ平塚先生とそこまで真逆な先生がいたとは驚きだわ」 結衣「うん、結構気になる」 八幡「…仕方ない、蝶野先生がこの学校にいたらどうなるか話してやろう」 結衣「ほんと」 八幡「ああ、ただし俺が奉仕部入る前の時期に設定しよう」 雪乃「なぜかしら?」 八幡「ややこしくなるからだ。 それに話が長くなるだろ」 教頭『蝶野先生おはようございます』 蝶野『おはようございます教頭先生』 教頭『どうでしたか昨日のお見合いは』 蝶野『ええ、私にはもったいない人だったのでやめておきました』 教頭『そうですか』 蝶野『それではこの後、授業があるので私はこれで』 教頭『いいな~蝶野先生ワシもお見合いしてみたい』 トイレ バリーン! 蝶野『うるせえんだよ!!あのハゲ教頭!!人の見合いのコト詮索しやがってぇー!!!』 鏡『』ボロ 蝶野『ケッ、あんなゲス男!それに昨日のお見合い男も私からクソミソにこけおろして断るつもりだたったのに先に断りやがって…あんな男こっちから願い下げなんだよクソが!!』 蝶野『はっ、いけないわ!私たらものすごい顔!化粧しなくちゃ!』パタパタ 蝶野『ああーイライラする!そうだ!いいことおもいついちゃた!ホホホ…』 廊下 モブ『蝶野先生美人だよな、あの泣きホクロも色ぽいし』 モブ2『けど知っているか?あの先生に退学させられた生徒が何人もいるらしいぜ』 モブ『マジかよ!』 モブ2『ああ、退学魔女リンリンって噂があるんだぜ』 2-F組 蝶野『…』ガラガラ 『規律、礼』 蝶野『さて、授業の前に… 今から持ち物検査をします!全員机の中の物を出しなさ~い!』 優美子『えっ、ウソ…マジ!』 結衣『…そんな』 姫菜『…ど、どうしようBL本がたくさん入っているのに』サァー 葉山『みんな落ち着くんだ!』 八幡(うわあ、まじかよ…ついにこのクラスからも退学者でるかもな… 今日はラノベではなく普通の小説だから、俺が目につけられる心配ねえだろ…) 八幡(他の奴はどうかはしらねえが…まあボッチの俺には関係ねえか) 蝶野(ホーホホホ!これよこれ!生徒達が慌て戸惑う姿を見るだけでほんとおもしろいわ~!) 蝶野(これが私の生き甲斐よ!胸がすう~とするわ!) 蝶野(さあでてこいタバコ、覚せい剤、コンドォォォォーーーム!!!!) 「!?」 蝶野『相模さんこれ何かしら』 蝶野『え、え~とこれは』 蝶野『…』ビリィィィィー 葉山『せ、先生いくらなんでも破るのは…』 蝶野『なあに~葉山くん先生に何かいいたい事でも?』 葉山『………』 八幡(さすがさわやさイケメンのリア充も逆らえないか…ムリはねえか) 蝶野『さて中身は…まあコンドーム。 学校にこんなもの持ってくるなんて相模さん何考えているのかしら~』 相模『あ…あ』サァー 蝶野(いいわ、いいわ~この絶望に染まった顔!これが見たかったのよ!サイコォーよ!ホホホー) 八幡(終わったな…あの女かわいそうだが、俺にはどうすることもできん…名前誰だっけ? 学校にそんなもん持ってくるからだ。 っていうかなんで持ってきてんの?ああ、なんかビッチぽいな) 蝶野『相模さんこれを何に使うつもりだったのかしら正直に先生にいってごらんなさい。 名前も知らず依頼さえ受けていない奴をそんなリスク負ってまで助けようとするわけねえだろ」 結衣「う、うう…でもさがみんかわいそう…」 雪乃「由比ヶ浜さん、それは相模さんの自業自得でもあるのよ。 たしかにその蝶野先生のやっていることは完全に間違っているわ。 でもそんな外道に付け込まれる隙をつくったのは相模さんが普段からキチンとして学園生活送っていればそんなこと避けられたのよ」 結衣「そ、それはゆきのんみたいな優等生はそうだけど…」 八幡「仮に俺が介入した所で状況は変わらん…むしろ俺という犠牲者が一人増えて相模と一緒に退学だな…」 結衣「そんなの嫌だよ!ヒッキーが学校からいなくなるなんて!」 雪乃「由比ヶ浜さん今のは比企谷くんのたとえ話だからそこまで本気にしないで」 結衣「あ、そうか…もうヒッキーたら最初からそういってよ!」 八幡「いや、いっただろう」 雪乃(私も比企谷くんが学校からいなくなるなんてそんなの嫌よ!) 結衣「さっきの話を聞いて納得しちゃった ヒッキーが平塚先生でよかったということ」 雪乃「そうね。 私もイジメを放置する教師とか自己保身ばかりする教師とか見てきたけど、この蝶野先生のような極悪な教師には会ったことないわね」 八幡「俺もだ」 八幡(遊戯の学校の教師も生徒も外道やクズ多すぎだろ…二十万請求する風紀委員とかクラスメートの家に火をつけたり、クロロフォルムで女眠らせたりする厨二病の占い野郎とか…) 八幡(そういえば昔、目が腐っている理由で遊戯王のゴースト骨塚といわれた時期があったな…) 八幡(ふざけるな!どうみても俺の方がイケメンだろう!) 八幡(いくらなんでも俺はあそこまで目が腐ってないし、不気味じゃねえ!) 八幡(俺はチビじゃないし、他力本願でもねえ…でもつるむ相手がいるからコミュ力は俺より上だな…くそっ、あんなのにさえ友達の数負けてんのかよ) 八幡(どっちにしろ俺はゴースト骨塚より目は腐ってねえ!サモンナイトのバノッサくらいだろ) 八幡(俺はバノッサの方がよかったな…なんかかっこいいし…ヒキガエルといい、ヒキタニとか不名誉なあだ名ばかりだな俺…) 八幡「いま話したことは誇張表現なしだぞ もし実在したら確実に退学にされる」 結衣「いたら困るよ!15人も退学にとかどんだけ!!」 八幡「実はまだ平塚先生と真逆で外道な教師がいるんだ」 結衣「ええ!?」 雪乃「他にもいたのね…どんな教師かしら?」 八幡「そいつは平塚先生と同じ生徒指導の先生で名前は…」 おわり 八陽の投下するついでに投稿しました 本当はこれで半分だけど、エタルといけないのでこれで終わりです 調子がよかったらそのうち書くかも.

次の

SS掲示板

バンドリ ss 八幡

31 八幡「………」 八幡「休むか…あんま高くないけど」 小町「うんそれがいいよ。 キャシャリンみたいな顔になってるし」 八幡「テスト近いけど、行って誰かに迷惑かけるとばつ悪いからな。 戸塚とか」 小町「一人で病院行ける?」 八幡「大丈夫だって」 小町「お母さん達は出張だし、小町は今日から中学の勉強合宿があるから…」 小町「うーん…どうしよ…」 八幡「安心しろ」 八幡「へっちゃらさ」 小町(顔赤…) 小町「やっぱ今日のお兄ちゃん何かおかしいよ」 小町「小町合宿行くのやめようか?」 八幡「…いやそれは駄目だろ。 今年受験だぞ」 小町「でも…」 八幡「心配すんなって。 vip2ch. 27 八幡「…はい。 78 「せんぱーい!開けて下さーい!」 八幡 あり得ねえ。 何でよりによってこいつが… 八幡 見舞い来るほど接点無いだろ… 「せんぱーい!ねえ、せんぱーい!」 八幡 うるっせぇ…。 何考えてんだこいつ… 八幡 …ビビって閉めちゃったじゃねえか… 八幡「クソッ…何の用だ?」 いろは 『くそ』って言いながら顔出して来た… いろは「いや、お見舞いに来たんですよ」 八幡「はあ…?」 いろは「ていうか生徒会室に居たら、平塚先生に届け物頼まれたんです。 14 八幡「…悪かったな閉めて」 いろは「ほんとですよー!」 八幡「でもうつったらいけねえからそろそろ帰れ」 いろは「てゆーか、せんぱいが出たってことは今家に誰も居ないんですか?」 八幡「だからなんだよ。 ほら、帰れ帰れ」 いろは「あ、ちょ…」 八幡「会長の他にも色々やることあんだろ。 80 いろは「うんしょ…うんしょ…」 いろは「えっと、この部屋かな…」 八幡「………うぅ」 いろは「せんぱい、大丈夫ですか?」 八幡「死ぬ………」 いろは ぐったりしてる…。 ストローつけて…」 いろは「はい、せんぱい。 あーんして下さい。 あーん」 八幡「あー………ん」 いろは「!?」 八幡「…どうした?」 いろは「あ、いえ。 35 いろは「患部をアイスを包んだタオルで…」 いろは「ど、どうですか?ちょっとは落ち着きました?」 八幡「……ああ、大分マシになった」 いろは「そうですか…。 良かったー」 いろは「もうほんと焦りましたよー!せんぱいほんとに死にそうな顔するんですもん!」 いろは「私が来なかったら危ないところでしたね!感謝して下さいよせんぱい!」 いろは「そうですねえ…。 32 いろは 5時過ぎ… チラッ 八幡「あー…寒っ…寒い…」 いろは「もしかしてせんぱい今日ずっと一人だったんですかー?」 八幡「…まあな」 いろは「もし良かったら、家族帰って来るまで一緒に居てあげましょうか?」 八幡「…いやいいよ。 55 いろは「う〜ん…」 いろは「しょうがないですね。 普段お世話になってる恩もありますから、今日は私が看病します」 八幡「いや…それは…」 八幡「ごほっ…ごほっ…」 八幡 やべえ喉まで痛くなって来た… いろは「このままだと余計悪化しますよ」 いろは「てか普通に心配なんで看病させて下さい」 八幡「お前…そんなキャラじゃ…」 いろは「取り敢えず夕食作りますね。 68 いろは「せんぱーい。 54 八幡「分かった。 食うよ」 いろは「はい、じゃあ、あーん」 八幡「…いいよ。 自分って食えるっての」 いろは「あ、そうですか…」シュン 八幡「……いただきます」 八幡「ハフッ…ハフッ…ん…」 八幡 少し味薄いな…。 食いやすいようにしてくれたのか 八幡 割と普通に食えるぞ… 八幡「ズル…ズル…」 八幡「…美味い」 いろは「そんな大袈裟な。 56 八幡「………」 いろは あれから4時間くらいぐっすり寝たけど… いろは あんまり熱が下がらない… いろは「う〜ん…もういっそのこと救急車呼んだ方がいいですかね…」 八幡「…というかお前はそろそろ帰った方がいい。 …タクシー呼んでやるから」 いろは「せんぱいちょっとは自分の心配しましょうよ。 割とこじらせてますよこれ」 八幡「…俺なら平気だ」 いろは「もうちょっと平気そうな顔で言って下さい…」 八幡「…親御さんも心配してるだろ。 96 いろは「明日土曜だから大丈夫ですって!親には上手いこと誤魔化せますから!」 八幡「そういう問題じゃなくてだな…」 八幡 と言いつつ今のまま一人になるのは確かに不安だ… 八幡 風邪は恐ろしい…。 93 八幡 もう11時かよ… 八幡「一色。 俺のことはいいから風呂でも入って来い…」 いろは「え?まさかせんぱい私がシャワー浴びてる音で変なことするつもりですか?」 八幡「…しねえよ」 八幡「…家のもんは自由にしていい。 下着と寝巻きは小町のを使ってくれ」 いろは「あ、服まで借りるのは悪いですよ」 八幡「…だったら俺のジャージ使え。 …殆ど使ってない奴が幾つかあるから」 いろは「せ、せんぱいのジャージですか」 八幡「…まあ嫌だよな。 62 いろは「せんぱーい…。 27 いろは「じゃあ電気消しますけど、私はしばらく起きておきますから、何かあったら知らせて下さいね」 八幡「…おう」 いろは「声出せなかったら携帯で呼んで下さい」 八幡「…悪いな、ここまでして貰って」 いろは「いいんですよ。 28 八幡「………ん」 八幡「…今何時だ」 八幡「深夜三時か…」 八幡「うわ、小町からのメール凄え…」 八幡「…まあいい。 05 八幡「…あー…冬の深夜は冷えるな」 八幡「寝直すか…」 八幡「って…」 いろは「………すー…」 八幡 こいつリビングで寝てたのか…。 47 翌週月曜 結衣「あ、ヒッキー」 八幡「よう」 結衣「風邪はもういいの?ゆきのんかなり心配してたよ」 八幡「ああ。 完治した。 20 八幡「なんだお前騒がしいな。 鎮まれ」 いろは「仕事手伝ってくれるって言ったじゃないですかー!」 八幡「まだ終わってなかったのかよあれ」 雪ノ下「貴方また引き受けたの…?」 八幡「いやまあ、どうしてもっつうから…」 雪ノ下「比企谷くん、ちょっと一色さんに甘過ぎないかしら」 八幡「そうか?」 結衣「そうだよ!最近のヒッキー甘いよ!」 結衣「馴れ合うだけが友達じゃないって、筋肉マンソルジャーも言ってたじゃん!」 八幡「うーん…」 いろは「せんぱーい!早く行きましょーよー」 八幡「つっても今日買い物頼まれてるからな…。 28 いろは「この前一生懸命看病してあげたじゃないですかー」ボソッ 八幡 それを言われると弱る… 八幡「分かった、行くか。 38 いろは「あ、もしかしてデートにでも誘おうとしてるんですかごめんなさい気持ちは嬉しいですけどまだ早いっていうか」 八幡「いや、そうだよ」 いろは「え?」 八幡「デートだよ」 いろは「せんぱいまだ調子悪いんですか…?」 八幡「昼飯奢れって言ったろ」 いろは「あ、言いましたけど…」 八幡「嫌なのか?」 いろは「………」 いろは「いきます」 八幡「よし。 なりたけに連れてってやろう」 いろは「またラーメンですか…」 八幡「油そばが良かったか?」 いろは「どう違うんですそれ…。 83 本当に書いてくれていいのよ 元スレ:八幡「37. vip2ch.

次の

八幡「弟になった日」【俺ガイル】 : SS★STATION SSのまとめ SSの専門サイト

バンドリ ss 八幡

雪乃「比企谷君を更生させましょう」 八幡「はぁ?」 雪乃「比企谷君はそもそもその腐った性根を叩き直すために、奉仕部に入ったのだったわね」 八幡「一応名目上はそうだな」 雪乃「だから具体的にいろいろしてみることにするわ」 八幡「ちょっと待て。 いろいろとは具体的に何だ」 雪乃「細かいことは気にしてはいけないわ」 八幡「おい」 雪乃「あなたにも協力を頼むわ、さん」 結衣「えっ、あたしも?」 雪乃「比企谷君のためと思って、お願いできるかしら」 結衣「ううん、全然いいよ!」 八幡「おい」 雪乃「さん、ちょっと耳を貸して」 雪乃(私たちが八幡にキスするしかないわ) 結衣「…………」ポッ 八幡「おい、なんなんだよ」 結衣「えっと…これもヒッキーのためだし、いいよね」 雪乃「そうね。 それにこれをすれば比企谷君の荒みきった心も多少は良くなるはずだもの」 八幡「だから何の話をしているんだ」 結衣「でも、そしたら先にしたほうがヒッキーの初めてを取っちゃうことになるね」 雪乃「私としてはこんな男とその……スなんてしたくないのだけれど、しなければならないのならば初めては私が欲しいわ」 結衣「あたしも……その……初めてが欲しいな」 八幡「……」アセダラダラ 陽乃「やっはろー?」 八幡・雪乃・結衣「「「!?!?」」」 雪乃「なんで姉さんがここに!?」 陽乃「比企谷君のファーストキス。 あなたは……」 陽乃「ズルを、したんだよ」 八幡「ズル?」 陽乃「うん、ズル」 八幡「ズルって一体何を……」 陽乃「別にー? ただ比企谷君とキスする相手を私にしちゃっただけだよ」 陽乃「雪乃ちゃんとがはまちゃんの二択という『ルール』を破って、ね」 八幡「そんなことができるんですか?」 陽乃「別にできなくはないよ。 でも、『ルール』破った人間には、『罰』がある」 八幡「罰……?」 陽乃「そう。 将棋で二回連続で打っちゃったら負けだし、麻雀でもフリテンで満貫払いでしょ」 陽乃「それと同じ、『罰』だよ」 八幡「罰ってなんすか。 てか、ならなんでわざわざそんなことを」 陽乃「そもそも私がなんとも思っていない相手にここまですると思う? それは今日に限らず今まででも」 八幡「……ただからかって遊んでるだけなんじゃないんすか」 陽乃「んー、まぁ始めはそうだったけどね。 今はちょっと違うよ」 陽乃「初めて会った時のこと、覚えてる?」 八幡「ららぽに行ったときっすよね」 陽乃「うん、そう。 私、君みたいな子に会うの、初めてだったからね、あれからちょっと興味が出たんだ」 八幡「はぁ……」 陽乃「比企谷君ってからかうと面白かったし最初は遊びのつもりだったんだ」 陽乃「でも、雪乃ちゃんや静ちゃんやめぐりや隼人たちから比企谷君の話を聞いて、君にちょっとだけ惹かれていった」 八幡「一体どんな話をしたんですかね……」 陽乃「比企谷君が奉仕部でやらかしたこととかは大体知ってるよ。 私がそうなっちゃったのは」 八幡(スッと俺を見つめる。 その目からはいつものような恐怖を感じない) 陽乃「比企谷君、私ね……」 八幡(強化外骨格のような外面は、もうなかった) 陽乃「比企谷君のこと、好きなんだ」 八幡「…………」 八幡「…………」カァッ 陽乃「……相変わらずかわいいな、比企谷君は」クスッ 八幡「……ドッキリとかは…………」 陽乃「ないよ? それは比企谷君が一番わかってるんじゃないかな?」 八幡「……わかんないっすよ」 陽乃「そっか。 まぁ今までの行いもあるし仕方ないかなー」 八幡(その言葉に俺は何も返せなかった) 陽乃「うん、しょうがない」 八幡(自嘲気味に愚痴を漏らすと、陽乃さんは一歩、俺のもとに踏み込んできた) 陽乃「これはね、私のわがまま」 八幡(顔をズイと近づけられる。 八幡(陽乃さんの唇が俺の唇に触れる。 これまでのことも、全部」 陽乃「君の中から私は消える」 陽乃「ううん、それも違うかな。 『比企谷君と私が出会った』という事実そのものが消えちゃうんだ」 八幡「なんですかそれ……!」 陽乃「『罰』ってね、受ける本人にとって一番つらいものになるの。 だから、比企谷君が忘れちゃっても、他の誰もが覚えていなくても、私だけは忘れられずにい続ける」 陽乃「それが、『ルール』を破った『罰』なんだよ」 八幡「そんな……」 八幡(身体に入り込んだ何かが記憶を消し始める。 俺の中の陽乃さんに関する記憶がどんどんあやふやになる) 陽乃「自分勝手な女の子でごめんね……」 八幡「どうしてそこまでして……」 陽乃「私は比企谷君には選ばれないからね」 八幡「選ばれない?」 陽乃「そう、私は君に選ばれない。 比企谷君が選ぶのはあの二人のどちらかだから」 八幡「選ぶって……俺にそんな権限ないっすよ」 陽乃「そう思うかもしれないけどね。 お姉さんには何となくわかっちゃうんだー」 八幡「…………」 陽乃「私の恋は叶わない。 それでもせめて、こんな風に気持ちを伝えたかった」 陽乃「だから、こんなものに頼った」 陽乃「それで比企谷君との今までとこれからを捨てることになったとしても、どうせ結ばれないなら、記憶なんてあってもなくても一緒だしね」 陽乃「それに、雪乃ちゃんからまた取っちゃうなんてできないし」ボソッ 八幡「えっ?」 陽乃「ううん、今のは何でもないよー」 陽乃「もう、私のことを忘れ始めてるんじゃないかな」 八幡「そんなわけないでしょう」 陽乃「そうかな。 じゃあ、文化祭で雪乃ちゃんたちとライブをした時、私はなんの楽器だったでしょう?」 八幡「そんなの覚えてるに決まってるじゃないですか。 ……あれ?」 八幡(言葉が、詰まる。 俺は、思い出せなかった) 陽乃「……ほらね」 八幡「違います。 この人が誰だったのか、それすらも曖昧になる) 陽乃「そっか。 もうそんなところまで忘れちゃったか」 八幡(悲しそうに笑う陽乃さんの姿はとても弱々しい。 もうこの人が具体的に俺にどう関わっていたのかも思い出せない) 八幡(それでも、この人がいつも強く、畏怖の対象であったというイメージだけは残っていた) 八幡(だからそんな姿を見せることから、それほどまでに精神的にきているのだということもわかった) 陽乃「どうしてこんなことしちゃったんだろ。 いつもの私なら絶対にしないのになー」 陽乃「……なんてね。 その答えだって全部わかってるよ」 八幡「……なんですか?」 陽乃「それくらい、比企谷君を好きになっちゃったんだよ。 いつもの俺なら絶対にこんなことをしない。 いつもの私なら絶対にしないのになー』 陽乃『……なんてね。 その答えだって全部わかってるよ』 八幡『……なんですか?』 陽乃『それくらい、比企谷君を好きになっちゃったんだよ。 比企谷君を諦める決定的な理由) 陽乃(私と彼との間を完璧に断裂させる何かが) 陽乃(そうでもしないと私はきっと諦めきれない。 ずっと想いは心の中に残り続けてしまう) 陽乃「……やっぱりやりすぎちゃったかな」 陽乃(後悔したって仕方ない。 こんな風にモヤモヤしているのなら、一体何のためにあんなことをしたのか、わからなくなってしまう) 陽乃「……大学にでも行こうかな」 陽乃(行けば知り合いが誰かしらいるだろうし、暇つぶしにはちょうどいい) 陽乃(きっと、気晴らしにも) 陽乃「……あっ」 陽乃(こんなことってあり得るのかな) 陽乃(あんな風に別れたすぐ後に姿を見かけるなんて) 陽乃(比企谷君はいつもと変わらずにその腐った目を携えて、街の中を歩いていた) 陽乃(人ごみに紛れて気づかれないようにその横を通り過ぎる) 陽乃(……って、そんなことする意味はないんだっけ) 陽乃(通り過ぎる一瞬だけ横顔が見える) 陽乃(その表情にまた少しだけドキッとして、そして切なくなる) 陽乃「やっぱなこと……、いや、ダメダメ」 陽乃(いつか隼人に言われたことがあった) 陽乃(私は好きなものをかまいすぎて殺すか、嫌いなものを徹底的につぶすことしかしない、と) 陽乃(その言葉を借りると、私はいつか比企谷君を殺してしまうのだろう) 陽乃(……それでも) 陽乃「ねぇ」 陽乃(そう、声をかけた) 陽乃(注意して聞かない限り、街の喧騒にかき消されてしまうくらい小さな声で) 八幡「…………」 陽乃(彼はゆっくりと振り返った) 陽乃「あ……」 八幡「……?」 陽乃「え、えーっと……」 陽乃(まさか聞こえるなんて思っていなかった。 万一聞かれたとしても反応されないように名前は呼ばなかったのに) 八幡「あの……なんですか?」 陽乃「あー……、な、なんていうか、ちょっとねー」 八幡「……?」 陽乃「それよりもちょっと変なこと聞くけど」 八幡「はい……?」 陽乃「私のこと……覚えてるかな……?」 八幡「えっ。 ……すいません、どこかで会ったでしょうか?」 陽乃「……っ!」 陽乃(ズキッと胸に痛みが走った。 わかっていたのに、それでも涙がこぼれそうになる) 陽乃(こうなるのを望んでいたのは他でもない自分なのに、矛盾している) 八幡「あの……大丈夫ですか……?」 陽乃「……うん、もうね」 陽乃(『罰』はもう受けた。 あとはもう、私が去るだけ) 陽乃「ごめんね。 人違いだったみたい」 陽乃(もう、こんなことはよそう。 どうして……?」 八幡「わからないですけど、現に今、俺は雪ノ下さんのことを覚えてますよ」 陽乃「だってあの時、比企谷君は私のこと……!」 八幡「まぁ、あの時は本当に忘れましたけど……。 それがどうしようもないくらいに、嬉しい) 八幡「ですか。 雪ノ下さんに恨まれたら報復が怖いんで助かります」 陽乃「あっ、でも条件付きね」 八幡「えっ? なんか嫌な予感しかしないんですけど……」 陽乃「別に大したことじゃないよー?」 陽乃「これから私のことを『陽乃さん』って呼ぶこと」 八幡「それは無理ですよ……」 陽乃「でもあの時には呼んでくれたじゃーん」 八幡「あの時はあの時ですよ」 陽乃「ちぇー。 あんな強引な終りに意味なんてない) 八幡「で、どうするんですか?」 陽乃(それにいくらあの二人が比企谷君に近しいからと言って、それで私が諦める理由にはならない) 陽乃「そうだねー。 とりあえずそこらへんの喫にでも入る?」 陽乃(欲しいものは何がなんでも手に入れる。 私なら、それもできるだろう) 陽乃(きっと私が懸念していたことはみんな解決できる。 それが来る日を信じて) 陽乃(私はの道を強く蹴った) 終 元スレ 雪乃「安価で比企谷君を更生させましょう」 八幡「はぁ?」.

次の